2019年06月23日

ウルシ植栽地に草刈りに・・・。

工房で育てているウルシ植栽地へ草刈りに行きました。
・・・3日かかって、草刈り終了。

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そろそろ、漆の採取が可能な大きさに育ったウルシもありますが・・・生育状況はバラバラ!?
今年も漆掻きの予定は無いので、のんびり育てています。


そんなウルシに・・・。

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何か?大きな動物が、あちらこちらに「爪痕」をつけていました。
仮に「ツキノワグマ」だとしても、別に気にはしませんが・・・。
ウルシの木が、ボロボロになるので困ります!?
ウルシの木は成長が悪くなり、表面がボコボコで・・・漆掻きの作業に支障が出てしまいます!?
・・・がっかりです。
posted by しんたく at 11:43| 日記

2019年06月21日

新作を追加しました。

奥安芸の漆館に、新作を追加しました。

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【栗切立茶盆尺二寸】 ¥13000(税込み)
 ・木地の種類 クリ(広島県産)
 ・塗装の種類 蜜蝋
 ・径350×高40



クリの木の、シンプルな「お盆」を数枚仕上げました。
微妙なサイズや杢目は、それぞれ違います。
空拭きをしながら使い込むと・・・深い艶と質感が育ちます!
「木を愛でる」・・・そんな暮らし方が、今の時代に存在しても良いのではないか?と考えます。


さて、「お盆」のお話を少し・・・。
木には、丸太の状態で外側の「木表」と、内側の「木裏」があります。
通常、木目が美しいのは「木表」の為、木表を見える部分に使用します。
しかし・・・。
工房の「お盆」は、すべて「木裏」を表に使用しています。

それは・・・。
木表を表面にするよりも、木裏を表面にする方が、「歪みによるガタツキ」が少ないからです。
お盆は、あくまでも「日用の雑器」であり、生活の道具だと考えるからです。


僕は、最近まで・・・。
お盆なんて、田舎の家では何処でも大量に持っていて、これ以上は無料でもいらないだろう?
と、感じて・・・お盆を挽く気になりませんでした。
しかし・・・。
「年を取って指が動き難くなると、こうしたお盆が持ちやすい」
「1人分の食事をのせれば、どこでも食事が出来て、そのままかたずけられる」
「木にふれていると、なんだか元気が湧いてくる気がする」
など、お客様からの声があり・・・制作をはじめました。


ただ・・・今後は、新しく巨木を仕入れて製材する事は、非常に困難に感じています。
師匠の時代には、地元の製材所に山のように丸太が積み上がっていて、木造住宅用の柱や梁を製材されていました。
その為、巨木も吟味して選んで、大きな板材に製材する事が出来ていました。
しかし・・・。
製材所からは丸太が消えて・・・丸太はチップ工場に移動してしまいました。
この時代の流れには・・・逆らえません。

いつの時代か?無垢材を使用した木造住宅が政治的にも評価される時代が来れば・・・。
製材所に丸太が集まり、新しく「お盆」の荒ぐりが作れる日が来るかも??
posted by しんたく at 23:40| 日記

2019年06月19日

木工轆轤で内側を挽く。

工房周辺では、モリアオガエルが、あちこちに泡の卵を産卵しています。
そして・・・。
産卵後は、休憩中。

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さて、木工轆轤のお話です。
先日の「裏側を挽く」続きです。

お盆の裏側に「へこみ」を挽いています。
その「へこみ」と同じ大きさの「ハメ木」を木工轆轤に取り付けます。

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お盆を「ぐいっ!?」と、押し込むと・・・取り付け完了。

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あとは、「ツメ」を取り付ける為に挽いていた「へそ」を挽いて削って・・・仕上げです。

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これで、シンプルな「お盆」の完成です!
「ツメ」と「ハメ」を使用する事で、どんな作品も挽く事が出来ます。


お盆の裏の「へこみ」ですが・・・。
昔の職人さんは、「きれいに仕上げるのは当たり前」で、それを1日に「何個作れるか?」が、腕の見せ所でした。
「ツメ」を使用して、裏側だけを何個も続けて挽いて・・・。
「ハメ」を使用して、表を一気に続けて仕上げる・・・。
その為の「へこみ」でした。

しかし・・・。
機械で自動に同じ物が作れる今の時代では・・・。
ただの「装飾の飾り」になってしまいました・・・。
posted by しんたく at 15:34| 日記