2019年10月26日

新作を追加しました。

奥安芸の漆館へ新作を追加しました。

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【桜切立茶盆尺一寸】 ¥11000+(税)

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前作のケヤキ盆よりも、一回り大きいお盆です。
サクラは、見た目よりは意外と重く感じます。
質感は、少し柔らかいです。

サクラは、仕上げた直後は、うすいピンクの色合いなのですが・・・。
日に焼けてくると、濃い目の茶色に変わります。
毎日、使用しながらカラ拭きを続けて育てると・・・骨董品?みたいな存在感に変わります。
「木を愛でる」・・・長老たちは、そう言って・・・お盆をなでていました。


話が少し変わりますが・・・。
作者が老夫婦の家で、お茶を頂いていた時の話です。

木の好きなお爺さんは、床の間に銘木のお盆をいくつも飾られていました。
いくつも持って来られて、「杢目の素晴らしさ!」を、長々と僕に話されました・・・。
・・・。
なが〜い話が終わり、お盆が床の間に帰ると、お婆さんが・・・。
「あれは、何に使用する物ですか?」と、言われました。

僕「・・・お盆だと、思います・・・。」


「日々の暮らしで使用される雑器」・・・。
飾られないで、普段使いの「物」にする事の難しさを感じています。
posted by しんたく at 13:17| 日記