2019年10月08日

ケヤキの又杢。

久々のブログの更新になってしまいました・・・。

工房では、お盆を挽いてみています。

b191008.jpg

ケヤキの又杢(またもく)のお盆を挽いてみました。

「またもく」は、木の枝分かれした「Yの字」になっている部分を板に挽いた時に出てくる模様です。
この模様を見たら、一般の方なら驚かれると思いますが・・・。
地元の長老方には、不人気な杢目です。

この「Yの字」に枝分かれした部分は、通常・・・いらないので山に捨てられてしまう部分です。
巨大な節みたいな物で、固いし、製材機は嫌がるし、加工性が非常に悪い。
基本的に商品の販売価格は、「大きさ」が基準で、杢目は関係がありません。
通常の3倍の時間をかけて制作しても、「山に捨ててあった大きな枝」と言われてしまっては・・・。


しかし、この杢目は「二つと同じ物の無い自然が作り出した模様」です。
地元の長老方には不評でも・・・。
「こんな感じで山に生えていたケヤキの木の、この部分を伐った模様なんですよ!」
と、話が出来れば、喜ばれるお客様もいらっしゃると思います。
そんな、作り手のちょっとしたストーリーを添えて、商品を販売したいと思い・・・。
奥安芸の漆館で、作者が自分で販売をしています。

そんな思いはあるのですが・・・。
工房周辺は高齢者の方しか住んでいない田舎の集落です。
人口が減るって言っても、それは寿命による自然な人口の減少です。
しかし、人が減ると・・・行事が増える!?
週末になると、急な予定が入る事が多くなり・・・奥安芸の漆館が休みになってしまいます。
「営業日を変更するべきか?」
「委託販売にしてしまうか?」
そんな事を考えつつ・・・。
そろそろリニューアル工事もしなければ!?と、考えています。
posted by しんたく at 15:16| 日記