2017年11月08日

寒くなると・・・。

寒くなると・・・。
漆の乾きが遅くなり、作業が進まなくなります。

b171108.jpg

「うるしむろ」の中を覗いては、まだ乾かないのかなぁ〜?と・・・眺めてます。


「うるしが乾く」と、作者が言っている為・・・。
「乾燥」させている様に思われてしまう事がありますが、違います。

ウルシの木から採取した漆は、液体です。
この漆液は、空気にふれた状態で「常温で高湿」になると硬化がはじまります。
水分が蒸発して乾燥するのではなく、液体から固体へ変化します。
気温20度、湿度80%程度を目安に、その環境を準備します。

その「常温、高湿」な環境を準備する場所が、「うるしむろ」です。
(「うるしぶろ」とも、言います)

丁度、お風呂のような環境ですので、「うるしむろ」や「うるしぶろ」と呼びます。

漆を乾かす「うるしむろ」は、木製の大きな箱です。
その内側を水で湿らせて、湿度と温度を上げます。
温度と湿度が整ったら、漆を塗った木地を入れて・・・乾くのを待ちます。
工房の場合、3〜5日程度、待ちます。


理想は、24時間の暖房なのですが・・・。
そこまでの光熱費が無いので・・・。
冬は、漆塗りの作業を控えています。
posted by しんたく at 23:37| 日記