2017年10月18日

椀木地を仕上げはじめると・・・。

寒くなったので、工房にストーブを出しました。
しかし・・・。
10年以上ストーブの前で、木工轆轤を使用する作者の背中を眺めていた番犬は・・・そこに姿はありません。

何となく、ぼけぇ〜?としている作者は、新作の椀木地の仕上げに入りました。
・・・あれぇ??

b171018.jpg

広島県産漆のお椀、第1号は「高台椀」を予定していました。
しかし、木地に型をあててみると・・・あれ?小さい??
高台椀より数ミリ小さく挽いていました。

「全部、焚き木か?」と、がっかりしながら確かめると・・・。
「親椀」だと、仕上がりそうでした。
そんな感じで・・・。
広島県産漆第1号は、親椀になりそうです。


この広島県産漆は、工房をはじめる前・・・。
旧戸河内町那須地区に残っていたウルシから、分根で工房に移植したウルシです。
当時、塗師の師匠や木地師の師匠に、
「那須漆器を復活させて見せますから!」と、言っていました。
しかし、塗師の師匠も木地師の師匠も亡くなられ・・・見せる事は出来ませんでした。

「那須漆器」は、途絶えました。
しかし、「戸河内挽物」と名前を変えて・・・。
亡き師匠達が、最後に制作された「親椀」の型をうつして・・・。
椀木地を挽いています。

posted by しんたく at 15:47| 日記